コンゴ
コンゴ民主共和国

中部アフリカに位置する共和制国家です。 国土面積は2,345,000 km²で、人口は7,874万人、カトリック教徒は人口の約43%です。聖ザベリオ会の宣教師47が在籍しています。キリスト教が初めてコンゴに伝えられたのは15世紀頃でした。本格的な宣教活動は1880年代に、西側地域では聖霊宣教会、及び淳心会(スクート会)の宣教師にり、また東側地域ではフランスのペール・ブランクの宣教師たちにより始められました。1958年、コンゴは、植民地状態から解放され独立をはたしました。その約2年後に聖ザベリオ宣教会から最初の宣教師が東側地域に派遣され、ペール・ブランクの協力者として活動し始めました。聖ザベリオ宣教会は、1962年に、ウビラ教区を設立した後、ブカヴ、ゴマ、 カソンゴやキンシャサ教区の布教に従事するなど活動範囲を広げていきました。会員は、どこへ派遣されても福音を述べ伝える事を優先させ、信仰教育を行い、また地元出身の聖職者を育成しながら、伝道師や共同体のリーダーを掘り起こし、その教育活動に携わってきました。また住民の多い地域で福音を生きる基礎共同体の設立に力を注ぎながら、小教区を形成し共同体の円滑な運営の基礎を固め、また福祉の分野では多くのプロジェクトを展開し、特に教育推進のため数々の学校を建設していきました。ブカヴの教育大学はその努力から生まれた代表的な教育事業の一つです。
コンゴでは独立後も、紛争や内乱が続き、カトリック教会にとっても大変厳しい時期が続きました。一般市民同様、多くの司祭、修道士や信徒が略奪や弾圧の犠牲となり、聖ザベリオ宣教会の会員3名、カララ、ディドネ、ファッチンと、地元の修道士、アノリテが1964年11月28日に殉教しました。1996年、新たな戦争が始まり、国全体はひどい苦しみと破壊の波にのみこまれました。現在も、政治的また経済基盤の非常に不安定な状態が続く中で、コンゴのカトリック教会は民族間の対話と和解、正義と平和のために働く使命を負っています。 聖ザベリオ宣教会は、地元教会の最高責任者である司教のリーダーシップのもと、コンゴ教会の福音宣教への協力姿勢を貫きつつ、聖霊の働きに従い創造力豊かな活動を続けています。
平和への歩みは、単独で可能な活動ではなく、地元の人々、及び国内外から派遣される司祭、信徒、修道士たちと力を合わせる事によって可能となるものです。1980年代から、聖ザベリオ宣教会はコンゴ出身の若者を兄弟として本会に迎え入れ、教育、宣教師養成活動に力を注ぎ、平和の力強い担い手になるであろう彼らに大きな期待を寄せています。現在、コンゴ出身の会員は33名で、それぞれの役割に従い、世界各国で展開されている聖ザベリオ宣教会、福音宣教の担い手として活躍しています。