フィリピン
フィリピン共和国

東南アジアに位置する共和制国家です。 7,109の島々で構成され、国土総面積は299,404km²です。 人口は約一億人で、カトリック教徒は人口の83%を占めます。当地には聖ザベリオ会宣教師29が在籍しています。フィリピンでは福音の伝道がマゼランの到着により1521年に始まりました。「その後、5世紀を経て、キリスト教のメッセージはフィリピンの人々の間に深い根を下ろし、現在にいたってもその社会を活気づける力となっています」(ヨハネ・パウロ二世、1995年1月14日)。 聖ザベリオ宣教会は、将来アジアの国々で活動する宣教師を養成するため、1991年1月に最初の会員をマニラに派遣し、国際神学共同体を開設しました。この共同体は経済的に貧しい人々が暮らす地域に住み、地元の教会との協力や友情関係を築きながら活動しています。この共同体は、主に海外から派遣された若い神学生で構成されています。神学生たちは、ここで他国の文化への適応性を育み、教会の外にいる一般市民との交流などを通じながら、お互いの理解を深め、人々とともにある宣教師としての自覚と、責任に目覚めながら成長していきます。そこには夢物語のような明るく清らかな世界ではなく、現実問題として、偏見や不寛容、汚職や不正によって分裂した社会の縮図もあります。様々な国籍、異なる文化背景を持つ神学生たちは、ここで共同生活をし、非常に厳しい生活環境であっても、人生の喜びや幸せを感じながら生きる人々から重要な学びを得ています。
聖ザベリオ宣教会はまた、当地に二つの小教区を設立しました。宣教師たちは、福音のメッセージに基づく生き方をし、言葉と行動とをもって信仰を伝えています。これからも小教区が、キリストの福音を表す姿として、人々の間で愛され続けていきますように。 1995年に、聖ザベリオ宣教会は地元の教会で育ったフィリピン人を受け入れ、宣教師として養成を始めました。フィリピン出身で、最初の聖ザベリオ宣教会司祭は、3年間、西アフリカのシエラレオネでの宣教経験の後、2011年に叙階されました。またフィリピンは現在、何百万もの国民が、出稼ぎ労働者として世界110ヶ国に住んでいます。多くは中東のイスラム国家に、また非キリスト教徒の多いアジアの国々に住んでおり、宣教師のいない、または教会のない地域においても、忠実に信仰を守り、福音のメッセージを力強く示しながら生活ができるよう彼らを励ましつつ、私たちは、福音を宣言していくことができる多くの信徒宣教師の養成を急務と感じています。