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C年 四旬節第4主日

C年 四旬節第4主日
モヨリ神父

春先は三日ほど寒くて四日ほど温かいという気温変化を繰り返すことが多いため、「三寒四温」という言葉が使われます。

しかし最近の気温変化はそれより長く、一週間程度寒くて一週間程度温かいというペースです。いわば「七寒七温」と言える状態になっています。熊本で冬の最後の雪が降る平年日が2月23日、そろそろ雪の季節も終わりが近いです。今年の冬、熊本市で降った最後の雪は1月15日でした。12月後半、1月前半にかけて次々と寒波に見舞われ、雪が降ることが多かったのが1月後半からはぱったりと雪が降らなくなってしまいました。一方熊本の予想開花日は3日発表の一回目と変わらず3月21日、平年より3日早いです。桜の開花予想は過去の開花日や気温の統計を基に、開花日の予測式を作成します。それに前年の秋からの気温と春にかけての予測を入れて計算します。桜は秋から冬にかけての寒さに開花への準備を始めるため、この時季の気温も重要な要素となります。さて、四旬節が進み前半を超えるようになりました。皆さん、いろんな小さな犠牲を積み重ねながら、復活祭への準備が進んでいますか。四旬節の特徴は、洗礼志願者の勉強であり、自分の人生を振り返り、よりイエス様の思いに近づいて日々を送る時季であることです。そして怠ったことのため出来なかったかこと、間違ったことのために神様からお赦しをいただくことです。寛大な心で人を赦すこと、叉自分も赦されるのは四旬節の中心的なメッセージです。赦しは赦す者と赦された者の心の癒しになります。自分を赦し、神様も赦して、親や身内の者たちも皆赦せば、心は体験したことのない平和に満たされます。神様はみんな、どんな時でも、どんなことがあったとしても、いつも赦しています。つまり赤心で皆を癒して大きな愛情で包んでいます。それはキリスト信者の模範です。
ルカによる福音書 15・1-32
当福音書のテーマは人間に対する神様の暖かい赦しです。つまり再び命を与えることです。昔、神様がイスラエル人をエジプトから救い出し、奴隷制から解放して救いの道を教えたように、イエス様は罪の束縛から私たちを解放し、神様に深い愛情で結びつかせてくださいました。神様はイエス様のあがないによって、遠去かってしまった人類を再び赦して大きな愛情でご自分のふところに入れてくださいました。当祝日は「Dominica laetare」と呼ばれています。福音書の中で参考になる言葉は「……祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか」です。なぜなら神様から何度も赦された者、救われた者は大きな喜びを味わいます。放蕩息子のたとえ話の背景は、福音書に導入されたように神様の心を見せます:「罪人を招いて、かれらと共にお祝いする。」放蕩息子のたとえ話の構成は、登場する人物を特別に強調します。自分の命より子供を愛するお父さんのこと、お父さんの愛を無駄に使いはたした弟とお父さんの愛の広さを理解しなかった兄です。放蕩息子のたとえ話は罪人に対するイエス様の愛を高めています。たとえ話の欠かせないポイントは「心に受け入れる」ことです。たとえ話に登場する父親の態度は罪人や間違っている人に対して参考と手本になっています。まず、息子が離れてから、父親はずっと絶えず待っています。過去のことを完全に忘れて、過去を掘り起こさないようにし、むしろ、反省し赦しを願って戻った息子を喜び、大きな祝いに迎え入れています。受け入れる人は受け入れられた人と赦しの愛を分かち合うことによって、大きな喜びを得る事ができます。このようにイエス様がいつも罪人とかかわっています。兄の受け入れる態度はイエス様から批判され、もっと寛大な心で人を受け入れるべきだと、そして喜んで祝い、素晴らしい経験で人生を飾るようにと勧められています。モヨリ神父

*作者の絵 寺脇まなせ