主の昇天 – A年
旅立ちの朝に
「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28章)
心に灯ることば
雲がイエスを包んだ。 弟子たちはいつまでも 空を見つめていた。
去っていく背中を追う目と、 残された心の空白。
しかし主は去ったのではない。 見えない形で、 もっと深く すべての場所に、 すべての時に いてくださるために、 天へと昇られた。
「いつもあなたがたと共にいる」―― この言葉が、 空を見上げる目を 地上へと向け直す。
私たちの日常の中に
空を見上げるのをやめる: 過去の体験や感動にしがみつくのではなく、今日ここで主に出会うことを選ぶ。
使命を受け取る: 昇天は終わりではなく、始まり。「行きなさい」という言葉を、今日の自分への呼びかけとして聞く。
共にいることを信じる: 孤独を感じるとき、疲れるとき、「いつも共にいる」という約束をそっと思い出す。
一緒に歩む宣教のまなざし
イエスは昇天によって 弟子たちのそばを離れたのではなく、 すべての人のそばへと 広がっていかれた。
宣教とはその広がりに加わること。 一つの場所、一つの共同体を超えて、 出会うすべての人の中に 主の存在を見いだし、 主の愛を届けること。
「すべての民を弟子に」―― この言葉は今日も わたしたちに向けられている。
短い祈り
主イエスよ、 あなたは天に昇られても わたしたちを一人にはされません。
空を見上げて立ち止まるわたしたちに、 今日も歩み出す勇気を与えてください。
行くべき場所へ、 出会うべき人のもとへ、 あなたの名のうちに 踏み出せますように。
世の終わりまで共にいてくださる あなたへの信頼のうちに。
アーメン。